「iDeCo(イデコ)」を使って毎年タダで旅行に行く裏技を現役FPが教える

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みなさんは旅行に行くときの費用はどのように捻出していますでしょうか?
毎月コツコツ給料から積み立てている人、ボーナスの時期に一定額を旅行費用に回す人、いろいろだと思います。
お金が入るたびに旅行に行ってしまうせいで「旅行貧乏」に苦しんでいる人も多いかもしれませんね。
ところが私は「iDeCo(イデコ)」という個人型拠出年金制度を利用しているおかげで、毎年、年末に旅行にいく資金に充てることのできる「臨時収入」が現金で入ってきます。しかも6万円以上!
このお金を使って、まだ寒い年明けに南の島のビーチへ逃避行をするのが例年のパターンとなっているのですが、このiDeCoという名の「臨時収入制度」はなにも私だけの特別なものではなく、所得のある社会人であれば年収によって金額は異なれど、ほとんど誰でも受け取ることが出来るものなので、是非活用していただきたい仕組みなのです。
資格を持ったれっきとしたFP(ファイナンシャルプランナー)である私がこの「iDeCo」で旅行資金を捻出する方法を解説していきます。

「iDeCo(イデコ=個人型確定拠出年金)」で「所得控除」をゲットする

さて、この年末の臨時収入の正体は「所得控除」で戻ってくる税金です。
サラリーマンであれば年末の給料で扶養控除や保険料などを申告して払いすぎた所得税が戻ってくるアレですが、「所詮1~2万円しか戻ってこないでしょ」と思っている人がいたらそれは非常にもったいない!海外旅行1回分逃しています!
なぜならこの所得控除でのバック率が最強の「個人型確定拠出年金(iDeCo)」という制度を活用すれば年収によっては10万円近くの現金が毎年振り込まれることになるからです!

「iDeCo(イデコ)」は自分で加入する年金

そもそも「iDeCo(イデコ)」を聞きなれない人も多いかも知れません。
iDeCoは正式名称「個人型確定拠出年金」の名のとおり、通常の年金「国民年金」とは別で個人ごとに加入する年金のことです。「国民年金」は昨今の少子高齢化により受給額が減ったり需給開始年齢が引きあがったりとどんどん細っていっていますので、プラスして個人で年金に加入することで豊かな老後の資産を蓄えましょうという制度です。
国としても今後の国民年金の先細りは認めていますので、このような個人で加入する年金に対しては奨励し、iDeCoの加入者に対しては税金面でのメリットをかなり太っ腹につけてくれています。
そのメリットを存分に生かして、戻ってきたお金はさらに老後の貯蓄に回しても良いですし、私のように旅行費用にあてたり、自由に使うことが出来るので、是非活用したい制度といえるわけです。

iDeCoで税金が戻ってくる

国としてiDeCoの加入者はかなり優遇しており、税制面でかなり有利な扱いを受けることが出来ます。
具体的には、所得(給料)のうち「iDeCo」つまり年金に拠出した額の分は全額所得控除されるということになります。
サラリーマンの場合、月々最大で23,000円の拠出が可能です。つまり年間で27万6,000円のお金を老後のために蓄えておきながら、その全額が税制上、所得じゃなかったことにでき、その所得に対して支払っていた税金が年末調整で現金で戻ってくるのです。

毎年¥82,800もお金がもらえることに!

いくら戻ってくるかはその人の所得税率によりますが、最も多いであろう[330~695万円]の所得帯で考えると税率は「20%」なので毎月23,000円をiDeCoとして拠出していたとすると年間で

¥276,000×20%=¥55,200

が年末に戻ってくることになります。
また、所得控除は翌年の住民税分も控除されますので現金としては戻りませんが、

¥276,000円×10%=¥27,600

が実際にはさらに翌年差し引かれずに済むことになります。
つまりiDeCoで毎月年金を積み立てることで、その積み立てたお金とは別で82,800円がもらえる(そのうち55,200円は現金で)ということになるのです!だいたいの国内旅行や格安の海外旅行には行けるくらいの十分な「臨時収入」ですね!

iDeCoに加入する際の2つの注意点

iDeCoに加入することで、自分の年金を積み立てながらその分は「所得控除」として受け取れることを説明してきました。
しかし、iDeCoに加入する際には以下の2つの点に注意しましょう。

積み立てた年金を運用する「投資信託」を選ぶ

自分で積み立てた年金は、現金ではなくて「投資信託」で運用されるのがiDeCoの特徴でもあります。
どうしても運用したくない人は投資信託の代わりに「定期預金」を選ぶこともできるのですが、iDeCoの投資信託で発生した利益は「非課税」(本来、投資での利益は20%の税金が引かれる)で受け取ることができるため、ぜひ「投資信託」での運用をオススメします。
とはいってもあまり投資をしたことのない人に運用する投資信託を選ぶというのは難しいですよね・・・
金融機関によって選択できる投資信託も異なるため、一概に「これを選択すべし」という商品は出せないのですが、「何に投資している投資信託か」を意識して自分の投資したい先を考えておくと商品を選びやすくなります。

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60歳まで引き出せない点には注意!

老後の年金を増やせる上、毎年旅行代金がもらえる最高な制度としてiDeCoを紹介してきましたが、そんなに優れた制度、やらない理由があるのでしょうか?
気をつけないといけない点がひとつだけあるとするとそれは「60歳まで引き出せない」点です。
貯金とは違い、あくまでも「年金」ですので積み立てたお金は60歳までは引き出せません。
とはいえ60歳以降は毎月切り崩すか、一括で受け取るかを選択することは出来ますし、途中で引き出すことは出来なくても積み立てるのをやめることは出来るので(もちろん中止してもすでに積み立てたお金は60歳以降に受け取れます)、わりと軽い気持ちではじめて、もし積み立てが苦しくなったら金額を減らしたりして調整すると良いでしょう。

年末調整で確実にお金が入るので計画が立てやすい!

iDeCoを使って年末調整で旅行費用を稼ぐという方法を取ると、あらかじめわかっている金額がわかっている日に振り込まれることになるので、旅行の予定も立てやすくなります。
お金の範囲内で行ける場所を選んだり、少し費用を足して贅沢をしたり・・・
いずれにしても給料やボーナス以外で旅行の費用にあてられるお金が毎年入ってくるというのは安心感が違いますね!
一方で老後の年金もしっかりと積み立てているわけですから、それにより戻ってくる控除分は旅行に使っても罪悪感がないのではないでしょうか?

旅行に行くせいで貯金が出来ない「旅行貧乏」は絶対はじめるべき「iDeCo」

繰り返しにはなりますが、「iDeCo(イデコ)」は自分で年金を作ることで老後の資産を蓄えながら、蓄えた分を所得控除されることでプラスで現金が受け取れるという非常に有利な制度です。
もし旅行にお金を使うせいで老後のための貯金が出来ていないという人がいたらまさにどちらのメリットも受けられる最高の制度なので、是非加入を検討しましょう!
こうした制度もフル活用して、旅行費用は賢く作っていきたいですね。

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