ここでは楽天社員である私が、社員以外共感しようもない「楽天社員あるある」を書き連ねていきます。一人でも多くの楽天社員の息抜きになればというダレトク記事です。
Contents
エレベーターを出た瞬間、どっちに行ったらいいかまったく分からない
楽天社内はどの階でも景色が非常に似ており、特に各階のエレベーターホールはほぼ同じである。自分が右左(南北東西)どっち向きのエレベーターに乗ったかを意識していない限り、エレベーターを降りた瞬間に自分がどっちに向かって歩けば良いか分からず軽いパニックになるのはよくあることである。
特に行き慣れていない階での打ち合わせなどでは会議室の配置も分からないので、もう考えるのもやめて「とりあえず一周すればいつか着くだろう」と適当に歩き出す社員も多い。
交通のハブである16階を経由する移動はかなりの長旅感がある
楽天のエレベーターは16階を境にそれぞれ低層階と高層階用のエレベーターが分けられており、例えば25階にいる人が9階に行く場合は16階でエレベーターを乗り換えることになる。(これを「トランジット」と呼ぶ人もいる)
この場合は移動するにはなんとなく少し覚悟が必要となるため、自分のフロアに遠くのフロアから社員を呼ぶ場合のスケジュールには「※他に会議室が取れず、遠くまで恐縮ですがよろしくお願いいたします。」などと丁寧に添える人もいる。
エレベーターの「This is not stop at the floor」が長くて恥ずかしい
楽天本社のエレベーターはスムーズに動かすため、基本的に偶数の月は偶数の階、奇数の月は奇数の階のみに止まる仕組みになっている。
ここで良く起きるのが(特に月が替わりたての月初に多い)間違えて止まらない階のボタンを押してしまうというミス。
そうすると「This is not stop at the floor」という音声がエレベーター中に響き渡り、
「うわーこいつ止まらない階のボタン押したー、だっせー」
という空気になる。間違えた本人にとってこの「This is not stop at the floor」という音声が永遠のように感じられるほど長い。
「This」の時点で押した本人はやってしまったことに十分気付いているので、「ブー」のような効果音に変えてほしいものだ。
特徴的な横文字を使う人がいる
これは楽天に限らずだが、昨今はビジネスシーンで横文字をかなり多用する人が増えている。
「それアグリー取れてる?」
「イシューは何なんだろう?」
「ジャストアイデアなんだけど」
などはよくあるテンプレだが、英語公用語を掲げる楽天では、こういったビジネス横文字に「それはやりすぎだろルー大柴かよ」という大げさなものや、もはやググっても出てこないオリジナリティ溢れるいわば亜種の横文字を混ぜる人間も多い。
私の知っている一例では下記のようなものがある。
「今のでメイクセンス?」(たぶん訳:今の説明で理解した?)
「それコンテキストに沿ってる?」(たぶん訳:主旨ずれてない?)
「自分のワークサージに合わせてやってね」(たぶん訳:忙しいときは置いといていいよ)
「イエス、イエス」(たぶん訳:そうです、そうです、そして私は立場が上です)
特に初対面でこのような耳慣れないワードをチョイスされるとその後の会話が頭に入ってこないので自分が話す際には十分注意したい。
外食ランチに行く人はリッチに見える
楽天の社員食堂は3食無料である。
特に昼食時はオフィスでも続々と食堂(カフェテリア)にランチに行く人が見られる。
そんな中、一貫して外食を貫く派閥がどこの事業部にもある。
私も時々であれば息抜きに外食に行くことはあるが、ほぼ毎日無料の昼食を無視してお金を払って外に食べに行くこの社員たちは、めちゃくちゃエンゲル係数の高いリッチな層に見える。
ただ注意したいのは、よく考えたら給料水準はほぼ同じである。
金持ちでも特別稼いでるわけでもなんでもなく、ただ支出しているだけの人たちだけということに気づくのには時間がかかる場合が多い。
自分のPC画面を映しているときに入るチャットにビクビクする
楽天では社員同士でコミュニケーションを取れる手段も多く、普段からチャットでふざけあっている社員は多い。
しかしそんな最中、急に上司から「ちょっとあの資料見せて」などと画面をのぞき込まれると危険だ。
事前に映すことが分かっている会議などでは画面の分割によって防げるが、このように急に自分の画面が主役になるシーンでは空気の読めない同僚からのおふざけチャットにビクビクすることになる。
警備員の社員証チェックがめちゃくちゃ厳しい
楽天社内では社員証を左胸に必ずつけねばならず、入口のゲートでは常に数人の警備員が社員証のない人はいないか見張っている。
つけていない社員はやたら遠くにいる時から目を付けられるが「わかってるよ、直前でつけるから大丈夫だって」といいたくなる。
ついつい付け忘れて入ろうとすると「社員証お願いします」と声をかけられたり、ゲートがうまく反応しなかった場合は「一度下がってからお入りください」などと声をかけられるのだが、特に人が混んでいる場合はイライラしているのかしつこくつけまわし大声で「そこの赤い服の方!!戻ってください!!」などと怒られている人をたまに見かける。
「朝会回避型」の休み方をする社員がいる
楽天では週に1度、全社員合同での朝会が開催される。
週明けに開催されるうえ、定時よりも約1時間はやく始まるためなかなか憂鬱に感じている社員も多いことだろう。
それを狙ったかのように朝会の日ばっかり休もうとする「朝会回避型」の有給の取得をする社員が少なからずおり、ヒンシュクを買っていることもある。
私は彼らを「卑怯者」と呼んでいるが、この朝会は毎回出欠を取っているのでその回数が昇給や昇進に影響するとかしないとか・・・
ニックネームがくそダサい社員がいる
楽天では社員は自分で決める「ニックネーム」を持つことになる。社員証や各アカウントの名前にも使われるので非常に重要なのだが、問題はこのニックネームは入社前に決めて報告する必要があるという点(しかも基本的に変更不可)。
つまり「どんな感じが正解か」が分からないまま各々がニックネームを自分につけているので中には「こいつミスったな」というニックネームの社員も多い。
特定できるので具体的な例は挙げないが、例えばいい歳のおばちゃんが「Angel」だったり固そうなおじさんが「JJ」だったりする。
あわせて読みたい
楽天の現役社員である私が、楽天の労働環境についてリアルに語る
楽天に転職した私が中途で楽天に入社するコツを教える