TOEICの問題の中で半分を占めるリスニングは、「勉強すれば満点が取れるパート」と呼ばれているほど、努力の成果が現れやすいパートです。
ただし間違った努力をしてしまうとせっかくの勉強時間が無駄になってしまうので、効率的な勉強方法を行い、最短で満点に近い得点に到達したいところです。
私は1年でTOEICの得点を400点アップさせましたが、特にリスニングは苦手なパートだったこともあり得点の伸びを実感できました。
私が行なったTOEICリスニング【パート1〜4】勉強法を共有したいと思いますので是非参考にしていただければと思います!
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TOEICのリスニングは「質」を重視
「英語を聞き取るためにはとにかくひたすら聞け」というような勉強法をよく見ます。
もちろん勉強量は何よりも大切で、やればやるほど効果があるのは間違い無いでしょう。
しかしTOEICにおいては「なんとなく大量の」英語を聞くだけでは得点を上げるために効率的な勉強法とは言えません。
短い文章からの出題が多いTOEICでは、細かい一文までしっかりと意味を分かった上で聞き取っていかないと解答の差が分からないことが多いためです。
これは練習の時から意識して聞くことをしておかないと本番ではもちろん出来ません。
練習で出た少しでも不安な部分の復習を省略せず、単語や接続詞にいたるまで「完璧に」聞き取れるまで繰り返して勉強する癖をつけましょう。
通常の英語とは違う「TOEIC英語」に慣れること
TOEICの問題は形式とスピードが決まっているため、それに合わせた問題を解くことに特化することがTOEICリスニングの攻略の近道です。
「リスニングの勉強」というと、洋画を字幕なしで見たり長文を聞き流したりという勉強法をよく目にしますが、これらはあくまでも「日常会話」を聞き取るためのトレーニングのため、TOEICの英語はTOEICの問題を解くことが一番です。
例えば、時間制限のあるTOEICでは問題を聞きながら次の問題を確認したり、日本語の解説が流れている間に次の問題を「予習」するテクニックが必要になります。
こうしたテクニックを自然と使うためには本番と同様の問題で練習することが大切になります。
これは、変にTOEICに関係のないリスニングのテキストを選ぶのではなく、きちんと「TOEIC専用」のテキストを選んでおけば間違いありません。
TOEICのリスニングで8割正解するための勉強法
私が身をもって実証した「TOEIC8割リスニング勉強法」は、上記の点を踏まえて勉強の時間と内容をこだわりました。
また、私のいた楽天という会社は社内公用語が英語で、TOEICの勉強は社員にとって常識となっていたので、入社した当時周りの先輩に勉強方法を聞きまくって確立した方法でもあります。
テキストは模試+「特急シリーズ」を聞き込む
テキストの中心になるのはやはり「模試」こと公式問題集ですが、
・持ち運びにくい
・問題数が少ない
といった欠点があります。
そこで補助的に活用したのが「特急シリーズ」のリスニングパートです。
特急シリーズは種類が多く、リスニングの中でも各パートに特化したものや新しいものが出てくるので【パート1〜4】に対応したものは片っ端から買って解いていきました。
勉強方法に王道はありませんので何周も繰り返し解いていくことになりますが、「完璧に全て聞き取れる」ようになった問題はどんどん飛ばしていき、「まだ完璧には聞き取れない」問題のみを潰していく作業を行います。
注意点としては
①単語の意味も合わせて完璧に覚えていく
②定期的に【パート1〜4】を流して解くことでペースを確認する
ことを徹底することで効率的に勉強を進めていけます。
勉強時間は1日30分でOK
リスニングは毎日英語を聞くことで「慣れ」が大きく養われるので英語が自然に聞き取れるようになります。
そういう意味ではまとまった時間で行うよりも、少しでもいいので毎日欠かさず耳に英語を入れることを意識します。
私は朝の30分をリスニングの勉強に充てていましたので、1年間の勉強中で英語を耳に入れない日はほぼ1日もありませんでしたが、逆に3時間も4時間もリスニングの勉強だけをすることも1度もありませんでした。
リスニングの勉強は耳を慣れさせるため、毎日少しでも行うことを意識すると効率的です。
底上げには「単語力」が欠かせない
リスニングの得点を底上げするために合わせて勉強が必要なのが知っている単語を増やすことです。せっかく聞き取れた英語も意味が分からなければ何の意味もありませんからね。
また、単語もTOEICによく出てくる単語に特化した勉強を行うことが効率的なため、テキスト選びではTOEIC専門のものを選ぶのが無難です。リスニングと同じく「特急シリーズ」の「金のフレーズ」がオススメです。

単語の勉強も読むだけではなく音声で例文と合わせて耳で覚える勉強方法を行えば「英語耳」を鍛える練習にもなります。
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リーディングはどうしても勉強していない文法が出てきたり、意味がわかるだけではなくスピードも要求されるため簡単ではありませんが、リスニングに出てきている問題はスピードは自分で配分しなくてもナレーションが仕切ってくれるほか、文法の知識がなくても解けるのでまさに「聞けさえすれば」難しい問題はありません。
前半のリスニングで得点を稼いで有利にTOEIC試験全体の勢いをつけたいところです。
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