私はTOEICのスコアを1年間で400→800にアップしましたが、読解はもともと他と比較すると得意な分野でした。
しかし、TOEICのリーディングすなわち「パート7」においては圧倒的に時間が足りず、
「もっと時間さえあればもっと正解率を上げられるのに」
といつも思って時間切れとなっていました。
そこで正確性はもちろん、スピードを上げることに重点を置いて勉強し、最終的にはリーディングパートで80%以上の正解率を出せるまでになりました。
私がそれまでに行ったリーディング勉強法について書いていきます!
Contents
長文読解力は全てのパートで活きる力
そもそも長文読解力を身につけることによるメリットは「パート7」の得点力アップだけではありません。
リスニングにおいても聞き取った文章の意味は、それを文字として並べた時に理解できることを前提に分かります。
つまりリスニングというのは英語を「聞き取る力」と、それを理解するための読解力は必ずセットで必要になります。
リスニングで「聞き取れたけど意味がわからない」というパターンがある人は、読解力を上げることでリスニングの正解率もアップさせることができるのです。

TOEICの「パート7」はスピードが命
TOEICのリーディングは意味がわかるだけでは足りません。
制限時間との戦いであるTOEICはひとつひとつの問題を限られた時間の中で「読解」と「解答」を行わなければなりません。
時間をかければ理解できる長文も、最後の問題までを時間内にやりきろうと思うと「なんとなく理解しながら」どんどん読み進めていくスピードを身につけなければ半分以上の問題を少しも読めないまま残して時間切れということにもなります。
逆にハイスピードでパート7を解答することができれば、パート5やパート6といった文法パートに時間をかけることも出来るようになります。
勉強は「問題慣れ」しないよう、大量の例文を練習
リーディングの勉強は大量の文章をひたすら読み込むほかありません。
ただ、参考書を絞って集中して読み込むと、どうしてもその問題自体を覚えてしまいます。
こうなるともはや英語を読解していなくなっていますので、常に英語を読解する状況を作り出すためには、問題のバリエーションが必要です。
長文読解力をつけるために多くの文章を読むという意味では英語のニュースや本を読むという勉強方法もありますが、TOEICにおいては先述の通り限られた時間の中で行う必要があることと、問題の傾向に慣れる必要があるため、できればTOEIC専門の参考書を複数活用して多くの問題に取り組みたいところです。
リーディングの勉強で活用したのは「特急シリーズ」
私がリーディングの勉強で大きく活用したのは「特急シリーズ」の「パート7対策」です。
特急シリーズは同じパートの対策でも難易度や傾向によって何冊もテキストを出しているので、まさに「大量のTOEIC問題」に触れるには最適なテキストだと思います。
テキストが小さいだけでなく、アプリとの連携もしっかりしているので移動中やスキマ時間にも不自由なく勉強ができるのも使い勝手が良いです。
1周したら慣れないように次の特急シリーズに行って・・という感じで私は4冊の特急シリーズを回していました。
「スピード」と「正確性」を鍛えたトレーニング方法
ここからは実際に私が行った勉強法を紹介します。
TOEIC英語で最優先ともいえる「スピード」を持ったリーディングと、正確性を身につける勉強の2つを意識して行っていました。
時間を計って「スピード」を鍛える

スピードを鍛えるためには必ず時間を計りながら読んでいきます。
TOEICのパート7では問題によって問が2問と短いものから5問と多いものまでありますので、問題によってかけられる時間も違ってきます。最終的には「1問1分」つまり問が2つのものは2分で、問いが5つあるものは5分かけて解くことができれば時間が足りなくならない十分なペースといえます。

ポイントとしては、制限時間内に途中で終わってしまわないよう、理解していなくても時間内に全ての文章を読み、全ての問に解答することを目指してペースを上げて読むことです。
あくまでもこの勉強の目的は「最適なペース」に慣れることなので、止まらずに読み切っているとだんだんとそのスピードの中で読み取れる内容が多くなっていきました。
復習に時間をかけて「正確性」を鍛える

スピードを意識して解いた問題も、ほったらかしては意味がありませんので、時間を計ったあとは同じ問題をじっくりと解いていきます。
復習はなんとなくで意味をとらえるのではなく、一文一文、単語一つ一つまで細かく解説を読み込んで、わからない部分をひとつも残さないようにしていきます。
スピードを鍛えるためにスキマ時間で時間を図りながら解いた問題が溜まってきたら、まとまった時間をとってじっくりとそれらを復習するというルーティンを回し続けていました。
リーディングはすぐにスコアに表れないので信じてコツコツやるのみ!
文法パートやリスニングパートとは違い、リーディングは短期間で劇的にスコアが上がることはありませんでした。
結果が目に見えやすい文法やリスニングを優先してやりがちですが、リーディング力はリスニングや文法の基盤になる力でもあり、時間をかければじわじわと全体のスコアが上がっていきます。
目に見えて結果が出なくても英語に慣れるため、コツコツと積み重ねましょう!
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