楽天に入社して1年でTOEICスコアを400点から800点に上げた私の勉強法

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もともと英語が全く得意ではなく、TOEICスコアも400点(というか楽天に入社するまで受けたこともなかった)だった私が、「社内公用語」として英語を掲げる楽天グループに入社したことをきっかけに、1年でTOEICスコアを810点にまで引き上げることができました!
周りに同じように苦労した人も多くいたおかげで「TOEICスコアの上げ方」のノウハウが溢れていたこともあり、かなり効率的に勉強できたと思っていますのでここではそのノウハウを紹介していきたいと思います!

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1年で800点に到達しないと減給!?

そもそも楽天ではTOEICスコアは待遇に大きく関わります。入社時には必ずしも800点を持っていることが入社条件となっているわけではないですが、私が入社した当時の条件では、入社1年以内に800点を取得しないと給与が(800点を取得するまで)減給されます。
それだけではなく昇格もできないし、そもそも多くの会議で英語が使われる社内では業務にも支障がでます。
このように「取得するしかない」というかなり迫られた状況があったからこそ頑張れたのかも知れません!

まずやったのはブレない朝に「勉強時間の確保」

まず何を勉強するかを考える前に、安定的な勉強時間を確保することを考えました。
というのも、勉強方法を色々と人に聞いたり検索したりしたのですが人によってその方法は様々でした。しかし共通していたのは「勉強時間を確保している」ということだったからです。
たぶん、勉強方法はどのような方法でもTOEIC800に到達することは出来ますが、勉強に時間を割かずに到達することはないと思います。
後で私が行った勉強方法も紹介しますが、最優先で行うべきはこの「勉強時間の確保」だということはここで明らかにしておきます。
そして勉強時間を確保する上で大切なのは毎日「ブレない時間」に設定することです。
例えば私の場合、夜は急な誘いで飲みに行ったり、寝る前の時間は眠くて勉強にならなかったりします。そこで、毎日確実に邪魔されない「朝の時間」を勉強時間の中心に置きました。

通勤時間の30分は「耳で勉強」

毎日会社へ行く通勤時間は約30分なのですが、この時間は間違いなく毎日確実に訪れるうえ、誰にも邪魔されません。ただ電車に乗っている時間と歩いている時間が15分ずつくらいなのでずっと何かを読んだりすることは出来ません。
そこでこの30分は「耳で勉強する」タイプの単語の勉強を中心に行いました。
ちなみに退勤の30分は気分によってやったりやらなかったりしました。自分の中で帰り道は必須にしないことでなんとなく心のゆとりを確保しようとしたのですが、もちろんやるのに越したことはないですね。

始業前の1時間は「時間制限付きの勉強」

始業開始の1時間前には出勤し、会社に着くとデスクには直行せず近くのカフェや社内の食堂で1時間勉強します。
ここでの問題は集中しすぎると始業に間に合わないということです。そこでそれを逆手にとって「時間制限のなかで行う勉強」を行います。
私はリスニングが弱点だったのでこの時間にパート3・4の練習をすることが多かったのですが、ストップウォッチを使って一定の時間内に長文読解を行うトレーニングに当ててもよいでしょう。

土曜日の午前中3時間で「模試」を行う

週末にはまとまった勉強時間を確保!と言いたいところですが私が「最低限」として自分に課したのは土曜日の午前中のみで、この時間に模試を一回分通して行い、その振り返りも含めて行うようにしました。

1週間で最低10時間を確保、年間では500時間以上

以上の勉強時間を確実に守ることで週に最低でも10時間は確保することができます。
もちろんこれ以外にも平日の夜や週末に勉強を行うこともありましたが、ポイントとしてはこの確保した10時間は必ず英語の学習を行うということを守ったことです。
この最低限の勉強時間を守るだけで1年間で約500時間の勉強時間となります。

【各パート対策】使った参考書は「公式模試」と「特急シリーズ」のみ

勉強時間を確保したら次は各パートの勉強方法です。得意不得意があるのでボリュームは人によって違うと思いますが、私の場合は長文読解【パート7】は比較的得意でしたがリスニング【パート1〜4】が苦手なのと、文法【パート5・6】に時間をかけすぎて得意な長文読解に時間を割けないという弱点があったので、リスニングの制度と文法・長文読解のスピードを重点的にトレーニングすることを心がけました。
参考書はあれこれ手を出さずに「公式模試」と「特急シリーズ」だけで行いました。特急シリーズはほぼ全種類を購入して試しましたが「パート5・6」については「公式模試」のやり込みだけで十分だったのでほぼ使いませんでした。

【単語対策】単語数の底上げは「金のフレーズ」一本で!

全てのパートでの底上げとなるのが、知っている「単語」の数を増やすこと(そしてそれを聞き取れること)と考えて「耳でできる単語の勉強」を毎朝の通勤時間に行いました。
私の目的はTOEICのスコアアップなので単語もTOEICに頻出の単語に特化した「特急シリーズ」の「金のフレーズ」一本を完全にマスターすることを目標に勉強しました。
特急シリーズはアプリが非常に便利です。有料アプリではありますがこの「金のフレーズ」だけは最後の最後までお世話になったので最初に購入しておいて本当に良かったと思います。


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【パート1〜4対策】リスニングは模試と「特急シリーズ」を聞き込む!

苦手なリスニングの勉強では公式の模試を何度も聞いて「TOEIC英語」に耳を慣らすことを意識しました。最初は全て聞くのですが、2回目以降の復習では「最初から余裕で聞き取れた問題」をまた聞くことは時間の無駄なのでしませんでした。この判別をするために初めて聞くときには問題を解きながら「後でまた聞いたほうがいいな」と思った問題にはチェックをつけるようにしていました。
リスニングのサブ参考書としてここでも活躍したのが「特急シリーズ」です。
模試だけではバリエーションが出せず不安だったのと、移動中や出先での勉強の場合は特急シリーズであればアプリだけで勉強ができるので非常に重宝しました。


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【パート5・6対策】文法は模試でパターンを覚える!

苦手な文法パートですが、ここは「勉強すれば誰でも取れる」と言われるパートです。が、私の場合は得意な長文読解の足を引っ張らないよう、特に【パート6】はほぼ捨てていました。
文法パートはあまり考えず、10秒以内にわからなければ適当に丸をつけて消化するスピードを重視しました。
ただ、結果的にはこの文法パートは模試だけをやり込むだけで安定的にスコアが取れるようになりました。

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長文はもともと正確性だけは得意だったのですが時間がかかり過ぎていたのでスピード感を持って解答できるように意識しました。
長文はその内容にもよって得意なジャンルと不得意なジャンルの傾向が出てきますので、多くのパターンを読み、自分の「苦手だ」と感じた問題を繰り返し復習することを意識しました。
その勉強方法を実践するために公式の模試だけでは問題数が不十分だったため、特急シリーズの長文パートを買い込んで特に勉強開始して序盤は多くの問題を解くことに注力しました。

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試験慣れも大切「毎月受験する」

私のいた「楽天」という会社は毎月TOEICのIPテストが毎月社内で無料で受けられたため、欠かさずに受験をしていました。

ハンサム
このIPテストで800点を獲得すれば会社からの条件も達成!

このように緊張感のある環境で全体を通して受験をするトレーニングはなかなか難しいかもしれませんが、たとえば静かな図書館などで試験通りに行ってみるなど「本番想定」トレーニングをおこなったり、まだまだ800点を取れるレベルでなくても毎月受験をするなど「慣れ」を鍛えることも大切です。

無事に「810点」でクリア!

 

 

 

 

 
 

 

 
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このような勉強をコツコツと続けた結果、ちょうど1年ほどで「810点」を獲得し、目標をクリアしました。
もともとは会社からいわれたから始めた英語の勉強でしたが、ここで身につけた英語力は日常生活でも役に立っています。
よくTOEICは「役に立たない」といわれることがある通り、800点を取れるからといってペラペラに話せるわけでもなければネイティブの会話に完璧についていけるわけではないですが、それでも勉強する前と比べると明らかに社内や旅行先での英語が理解できるようになりましたし、簡単な会話であればこなすこともできます。
さらに「英会話」として身につけるにはまた別の勉強が必要だと思いますが、そこに進むための土台は間違いなくついたといえます!

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