海外旅行保険はクレジットカードで十分!?

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海外旅行に行く前に
「そういえば保険ってどうなってたっけ?」
と直前で思い出す人も多いかもしれません。
旅行先で病気や怪我があった場合のことを考えるとかなり不安になりますよね。
「クレジットカードに付いているし大丈夫だろう」
と加入を見送っている人それぞれいると思いますが、本当に理解して選択をしている人は少ないかもしれません。
ファイナンシャルプランナーでもある私が海外旅行時の保険の注意事項についてまとめていきたいと思います。

Contents

「未加入」は危険!海外旅行保険とは

海外旅行保険というのは主に海外での医療機関受診時の自己負担金額や、事故にあった時(起こしてしまった時)に発生する費用を賄うために加入を検討するものです。
日本にいる間は健康保険に加入しているはずなので医療機関受診時には自己負担は3割や1割など、年齢等にもよりますがかなり軽減されています。
しかしこの保険が適用されるのは国内のみなので、海外で医療機関を受診した際にはその費用は全額負担することになってしまいます。
ということは、もし大きな怪我や手術が発生した際には何百万、場合によっては何千万円という医療費が自己負担となる可能性があるので必ず何らかの保険には加入しておきたいところです。
海外旅行の前には自分が何らかの形で保険に加入している状態かを確認するようにしましょう。

クレジットカードにも保険機能が付帯

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個別に保険に加入しなくても、契約中のクレジットカードには旅行中の保険が付帯している場合が多いので、その保険内容を確認した上で追加で加入した方が良いのかどうかを考えましょう。

保険でカバーすべき範囲は大きく4つ!

海外旅行保険で必要となる内容は主に下記の費用です。

①死亡・後遺症:亡くなったり後遺症が残った場合の費用
②障害・疾病:怪我や病気で診療した場合の費用
③賠償:賠償責任が発生した時の費用
④携行品損害:持ち物が事故や盗難にあった場合の費用

金額や詳細内容は各クレジットカードによりますが、これらの保険内容が含まれているかどうかを確認しましょう。
範囲ごとに十分な金額が保証されているかも確認したいところです。

同伴者も保険の対象になる場合

家族や友達と旅行に行った場合、その保険が適用される範囲はどこまでなのでしょうか?
カードに付帯されている保険はその名義人にのみ適用されます。つまり家族であっても友人であってもそのカードを持っていなければ保険適用されることはありません。
逆にそのカード(家族カード含む)を持っていれば同伴者にも適用される場合が多いです。
ただし、保険の対象となる同伴者の旅行代金もそのカードで支払っている必要があるので注意が必要です。
また、子供はカードを持つことができないので対象に含めることはできないケースの条件も多いため、子供が親のクレジットカードの保険の範囲に含まれているかどうかは確認が必要です。

クレジットカードを出国前に利用しておく

多くのクレジットカードでは何もしなくても保険の内容が適用されるわけではなく、その旅行の支払いにクレジットカードを利用していることが条件となります。
カードによって違いはありますが、基本的には出国前に下記のどちらかの代金をカードで支払っていることを条件にしていることが多いです。

・海外旅行代金(飛行機・宿泊・ツアー代など)
・自宅から空港までの交通費

出国した後、現地でクレジットカードを利用しても対象にならない可能性がありますので注意が必要ですね。
その旅行にかかる費用はすべて同じカードで支払うようにしておけば間違いないでしょう。

保険会社の保険との違いは?追加で加入すべき?

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クレジットカードに付帯している保険と、AIUなどの保険会社に加入する個別の保険の違いはあるのでしょうか?
保険の仕組み自体は同じですが、大きな違いは「補償される範囲」「補償される金額」がクレジットカード付帯のものに比べて大きくなる点です。
とはいえ最近ではクレジットカードの海外旅行保険の内容は充実していることが多いので個別での加入は不要な場合も多いともいえます。

カードの保険の対象になっているとしても、下記の場合は追加で旅行保険への加入を検討すべきです。

①保険内容が「医療費用」「賠償費用」「損害費用」をカバーしていない場合
②補償金額が不十分な場合
③同伴する子供が保険の対象に含まれていない場合

「同伴者全員」が、「十分な範囲」の補償を「十分な金額」で受けられているか、旅行前には確認するようにしましょう!

「海外療養費制度」だけでは不十分?

健康保険に「海外療養費制度」というものがあることを知っている人もいるかもしれません。これは海外でかかった医療費の7割が帰国後に申請すれば戻ってくる、つまり国内と同様に実質「3割負担」で済むという制度ですが、実際は支給金額が少ない場合が多いです。
なぜなら海外療養費制度での医療費の計算は国内で受けた場合、つまり実際に受けた医療を日本国内で受診した場合に換算したものと、実際に支払った額の「どちらか低い方」をもとに7割が支給されるためです。
海外では日本とは治療方法や費用の体系も全く異なるため、多くの場合は実費と比べて大幅に少ない額の支給となってしまうのです。

十分な保険で旅行を楽しもう!

最近はクレジットカードに付帯されている保険内容が本当に充実しています。
全ての保険をこれらに頼り切っても問題ない場合が多いですが、旅行に行く期間や旅行先によっても病気になったり怪我をするリスクは変わってきますので、もし感染症の流行している場所やリスクのあるアクティビティをする場合、または長期の旅行に行く場合も追加での加入をしておいたほうが安心かもしれません。
こういったリスクを完璧にヘッジして心配事をなくしておくと心置きなく海外旅行が楽しめることでしょう!

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