肩コリを取るにはサウナが最強に効果的な理由

サウナ

肩コリや背中のコリに悩んでいるけど、マッサージや整体に行っても全然治らない人は、サウナを試してみると一気に解消するかもしれません。
私は疲労がたまると肩と背中が凝ってすごくしんどくなっていたのですが、定期的にサウナに行きだしてから、これまでとは比べ物にならないくらい楽になったので調べると医学的な根拠がありました!
ここではサウナがこうした「コリ」に効果的な理由と仕組みについて解説していきます!

肩や背中が凝るのは「疲労物質」が溜まるから

そもそも長時間働いた後などに疲れが肩や背中に疲れを感じたり、いわゆる「コリ」が起きるのはなぜでしょうか?
特に同じ姿勢やデスクワークで長い時間仕事をしていると、筋肉が固まってしまうことが原因となります。気づかないうちに肩や背中に力が入ってしまうことでこわばってしまうのですね。
これだけだと筋肉をほぐすだけで解決することもあるのですが、それに加えて長時間の仕事などで体内に「疲労物質」が多く発生してしまうと、それが血液中を通って筋肉が固まっている場所で流れずに詰まってしまいます。
この「疲労物質」は厳密には脳が疲れたりストレスによって生み出される「活性酸素」や筋肉が運動によって疲れて発生する「乳酸」などによるものといわれています。
こうして凝っている箇所に疲労物質が蓄積してどんどん辛く感じる負のループに入ってしまいます。

マッサージや整体でコリがなくならない理由

マッサージ

マッサージや整体に通いながら肩コリや腰痛と付き合っている人も多いと思いますが、これらの施術は基本的に筋肉や関節をほぐしたり元の位置に戻すことでコリを緩和させ、一時的に楽になることはありますが、また同じような姿勢や長時間の仕事をすると同じような症状が現れます。
整体の場合は体の歪みを直し、長期的に緩和させることも望めますが時間がかかるうえ、少し間をおくとまた戻ってしまいます。
これらの施術は体のコリをとったり姿勢を直したりするのには有効ですが、肝心の「疲労物質」を直接的に除去してくれるわけではなく、長期的に改善を図るものといえるのです。

サウナで疲れが取れる仕組みは「血行の改善」

一方でサウナはこの凝っている部分に溜まった「疲労物質」を除去する作業ともいえるので、体感的にはマッサージや整体に比べて「疲れが取れた」「肩や背中が楽になった」とすぐに感じることができる場合が多いです。

温冷交代浴により血液に溜まった疲労物質を流す

サウナの入り方の基本としては水風呂や水シャワーとの交互浴、つまり「暑い」→「冷たい」→「暑い」→「冷たい」の繰り返しによる「温冷交代浴」というものがあります。
これは、急激な温度変化によって自律神経を刺激してととのえる効果があるほか、暑い時には血管が拡張し、冷たい時に血管を収縮させることにより血管をポンプのように動かして血流を一気に上げる効果があります。
血流が一気に流れると凝っている部分に溜まっている老廃物も流されるため、その部分に感じる疲れがなくなるのです。
流された疲労物質や老廃物は肝臓へ辿り着いて排泄物として排出されることになります。

汗による疲労物質の排出

また、単純にサウナで汗をかくことによって体内の疲労物質を汗と一種に排出する作用が見込めます。発汗により疲れが取れる感覚は誰でもあるのではないでしょうか?
疲労物質は血液中だけでなく体内に様々な形で溜まっているため、もちろん汗の中にも含まれており、これらを外に出してしまうことで疲れが取れたと感じることがあります。

コリに悩む人はサウナで疲労物質を取り除こう

人によって効果の出るものは違いますが、マッサージや整体でもあまりコリが良くならない人は是非サウナを試してみると一気に楽になるかもしれません。
ポイントは血流を上げて疲れの原因を一気に流すことなので、前後に十分な水分を取ることと水風呂や水シャワーによる「冷やす」行為と交互に行う「温冷交代浴」を行うことです。
コリの解消だけでなく自律神経の不調やストレスの解消にもなるサウナは最新の健康法としても改めて注目です。

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