ホルモンの脂質は高い?調べてみたら部位ごとにまったく違った!

「ホルモンって脂質高いんだろうか?」と思ったことはありませんか?
特に「ローファット」を取り入れているダイエット中の人にとっては気になるところですよね?
焼肉に行きたいけど脂肪の多いカルビは絶対食べられない!じゃあホルモンは大丈夫?という人のためにホルモンの脂質について調べてみました!

【結論】部位によって違うが高タンパク脂質な部位も!

ホルモンと一口にいってもその部位は様々で、種類によって含まれる栄養もカロリーもかなり異なります。しかし基本的にはホルモンには普通の肉と同じくたんぱく質が豊富に含まれているので筋肉の修復や維持にはかなり効果的です。
しかし、同時に部位によっては脂質が多く比較的高カロリーなものもあるので部位ごとの特徴を覚えておきましょう。

高タンパク低脂質の「赤系ホルモン」

まずボディメイクにオススメなホルモンの種類としては、味や見た目が通常の肉に近い「赤系ホルモンです。」心臓や肝臓など、内蔵でありながら筋肉でできているような部位のため、たんぱく質が非常に豊富です。ただ、部位によっては肉に近い脂質が含まれるものもあるので脂質制限をしている人は注意が必要です。基本的には食べ応えもあり「高タンパク低脂質」のものがおおいためボディメイクには適した食材ということができます。

ハツ(心臓)の栄養素

100gあたり
カロリー:142kcal
たんぱく質:16.5g
脂質:7.6g
炭水化物:0.1g


その他:ビタミンB類、鉄が豊富

レバー(肝臓)の栄養素

100gあたり
カロリー:132kcal
たんぱく質:19.6g
脂質:3.7g
炭水化物:3.7g


その他:ビタミンA、鉄が豊富

ハラミ(横隔膜)の栄養素

100gあたり
カロリー:377kcal
たんぱく質:19.6g
脂質:30.8g
炭水化物:5.4g


その他:ビタミンE、カリウムが豊富

低カロリーで楽しめる「コリコリ系ホルモン」

次に、コリコリとした食感が楽しめる胃腸まわりのホルモン「コリコリ系ホルモン」についてですが、こちらは炭水化物がほとんど含まれていない、つまり「低糖質」であることが特徴です。
たんぱく質の含有量も少なくなりますが、脂質も他の部位に比べて少なくなるので、全体的には「低カロリー」な部位といえるでしょう。ダイエットには最適なホルモンといえるでしょう。

ハチノス(第二胃)の栄養素

100gあたり
カロリー:200kcal
たんぱく質:12.4g
脂質:15.7g
炭水化物:0g


その他:ビタミンB12が豊富

センマイ(第三胃)の栄養素

100gあたり
カロリー:62kcal
たんぱく質:11.7g
脂質:1.3g
炭水化物:0g


その他:ビタミンB12、鉄が豊富

コブクロ(子宮)の栄養素

100gあたり
カロリー:106kcal
たんぱく質:18.4g
脂質:3.0g
炭水化物:0g

その他:ビタミンB12、亜鉛が豊富

テッポウ(直腸)の栄養素

100gあたり
カロリー:115kcal
たんぱく質:11.6g
脂質:3.7g
炭水化物:0g


その他:ビタミンB12、亜鉛が豊富

「低脂質」でのオススメ部位は「レバー」「センマイ」「コブクロ」

ホルモンの中でも部位によって脂質の量は全然違うことがわかりましたが、基本的に炭水化物の量が少ないホルモンは低脂質のものを選んで積極的にボディメイクに活用したいですね。
中でも「低脂質」という観点で(それなりにたんぱく質も取れる)選ぶと「レバー(肝臓)」「センマイ(第三胃)」「コブクロ(子宮)」が非常に優秀な栄養素であると思います。

ダイエット中の焼肉も怖くない!ホルモンダイエット!

「焼肉=太る」というイメージから、ダイエット中には避けがちな焼肉ですがこうしたホルモンを積極的に選べばむしろダイエット食として焼肉を楽しむことができます!
ただ気をつけないといけないのは、ホルモンといえばビールやハイボールとの相性が最高なため、どうしてもお酒や、その他のおつまみを頼んでしまいがちです。
ダイエットでホルモンを食べる際にはあわせて頼むものやお酒に注意して、美味しく楽しみましょう!