海外でクレジットカードを使ったときの手数料はいくら?両替所よりお得なのか検証!

クレジットカード

海外旅行中にほとんどの決済をクレジットカードで済ます人も多いと思います。
いちいち現金に両替する煩わしさや現金を持ち歩くリスクがないのももちろん、「手数料もクレジットカードの方がお得!」と思っている人も多いことでしょう。
実際に現地で現金を両替するよりもクレジットカードの手数料の方が安く済むことも多いのですが、結局のところ手数料としてどのくらい引かれているか知らない人も多いのではないでしょうか?
そこでここでは、クレジットカードで外貨決済をした場合の手数料についてまとめていきたいと思います!

クレジットカード決済をした時の手数料は「為替手数料」+「事務手数料」

まず、クレジットカードでの外貨決済にかかる手数料は決済会社の手数料とカード会社の手数料の2階建てとなっています。
例えば、VISAの楽天カードを使っている場合は

決済会社(VISA):為替手数料
カード会社(楽天カード):事務手数料


という仕組みで実際の外貨での金額に手数料が上乗せされています。
これらを足したものが、実際に利用者が支払う手数料となります。

両替と比べてどのくらい安いのか?

一口に両替といっても、その手数料の相場は国によって様々です。
例えば最も流通量の多い「アメリカドル」は手数料率も低く、現金両替とクレジットカードの手数料の差もそれほど大きくなりませんが、通過がレアなもの(メキシコペソや南アフリカランドなど)になるほど、手数料の相場も高くなりクレジットカードと現地での手数料の差も大きくなる傾向があります。
ここでは、その中間ともいえる「タイバーツ」の実際のレートを見ながらクレジットカードの手数料について確認していきたいと思います。

現地での両替手数料相場は2〜5%

まず、タイ(バンコク)の街中の両替所の為替レートですが、実際の為替レートに「2〜5%」の手数料をとっていることが多いです。
実際に現地で複数の両替所を回って計算しましたが、隣の両替所なのに平気でこれくらい手数料に差があることもよくあります。両替所選びは慎重に行いましょう。)
それに比べてクレジットカード決済は手数料が一定に決まっているので安心というメリットもありますね。
続いて、利用者が最も多い組み合わせである「VISA×楽天カード」の組み合わせでのタイバーツ決済の手数料を確認していきたいと思います。

クレジットカード決済の手数料は約0.9%

VISAのサイトからタイバーツの手数料を確認すると、下記の通りでした。

タイバーツを日本円に交換するレート
日本円をタイバーツに交換するレート

タイバーツ(THB)→日本円(JPY):1THB=3.272566円
日本円(JPY)→タイバーツ(THB):1THB=3.3339492533円

ここから計算すると片道の手数料は
1THBあたり約0.0307円
割合にすると約0.9%となります。

ここにカード会社の手数料が加算されるわけですね。

カード会社の手数料は1.63%

カード会社が上乗せする手数料は各カード会社のサイトに掲載されています。
ここでは楽天カードに記載されている、VISAを利用した場合の手数料「1.63%」が適用されることになります。

クレジットカードの外貨決済合計手数料は「2.53%」

タイバーツを基準にした場合、VISAの為替手数料「0.9%」と楽天カードの事務手数料「1.63%」を合計した「2.53%」がクレジットカードでの外貨決済手数料の合計になります。
現地での両替手数料は2〜5%が相場だとすると、基本的にはクレジットカードを利用した方が安いというのは事実といえそうです。

クレジットカード会社の手数料を知っておけばさらに安い両替所を発見できるかも!?

というわけで、クレジットカードの為替手数料は基本的に現地での両替よりも手数料が安いことが多いことがわかりましたが、中にはさらに格安の両替所があることも確かです。
それがわかるのも、基準となるクレジットカードの手数料をしっかりと把握しておくことが重要です。

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