意外と多い?「旅行に行きたくない人」の心境とは

自宅

夏休みやゴールデンウィークなど長期休暇の旅行を毎年楽しみにしている人は多いことでしょう。
しかしその一方で、「旅行なんて行きたくない」と考える「旅行否定派」の人が意外と多いことをご存知でしょうか?
今では旅行ブログを書いている私ですらそう考えている時期もあったくらいです。
ここではそんな「旅行に行きたくない人」にスポットを当てて、その心境について共感できる部分を探っていきたいと思います!

国内旅行で16%、海外旅行では半数が「行きたくない派」

「JTBF旅行者調査」によると、旅行に「行きたい」と思っている人は国内旅行で68%、海外旅行で32%と誰しもが旅行に行きたいわけではない、むしろ海外旅行に関しては行きたい人の方が少ないという結果が出ています。
「行きたくない」という人は国内旅行で16%、海外旅行では47%とかなり多くの人が特に海外旅行については行きたくないと感じているようです。
その他の傾向としては

・年代が若いほど「行きたい」意欲が高い
・女性の方が「行きたい」意欲が高い
・年収が高いほど「行きたい」意欲が高い


という結果が出ています。
旅行に「行きたくない」と感じる人は特に男性に多くみられる傾向ですが、女性でも各年代で一定数はいるようです。

旅行に行かない理由は「忙しい「興味がない」「旅行がストレス」

調査による旅行に行かない理由としては

・休暇が取れない:33%
・お金がない:27%
・なんとなく(興味がない):25%

JTBF旅行者調査「日本人の旅行に対する意識」

といったものが上位となっています。
ここから読み取れるのは、
「旅行に行きたいけど行けない!」というよりは
「行こうと思えば行けるけどそこまでして行くほどのものではない」という価値観がかなり多いというもの。
さらにネット上の意見を見ると

・準備や片付けが大変でストレスが溜まる
・家が大好き
・長時間の飛行機移動が苦痛


といった、旅行自体がむしろ「嫌い」だという意見がかなり多くみられます。
旅行に行っていない人は「行きたいけど行けていない」のではなく「行きたくないから行かない」という人が大多数のようですね。

旅行に行かないのは合理的?

こうした旅行に行きたくない派の意見は、逆に旅行が好きな人の理由を見ると合理的にも思えます。
旅行好きな人が旅行に行きたい理由として挙げるのは、

旅先のおいしいものを味わうため:62%
日常生活から解放されるため:59%
思い出を作るため:54%
家族の親睦のため:43%

JTBF旅行者調査「日本人の旅行に対する意識」

というものが上位となっていますが、確かに美味しいものは今の時代どこでも食べられるし、旅行自体がストレスになるのであれば解放感もありません。思い出や同行者との絆を深めるのは旅行である必要はないと考えると、かなりの費用を伴う旅行でなくても叶えられるという意見は合理的とも考えられます。
そもそもおいしいものにも自然にも興味がないのであれば旅行に行く理由はなくなってしまうかもしれませんね。

無理して旅行していない?自分に合ったペースと行き先を見つけよう!

happy

「旅行が好きではなかったけど、一度海外旅行に行ってから価値観が変わった!」
という人も多く、行ったことがないうえで毛嫌いしているのであれば是非一度経験して欲しいとは思います。
しかしそれ自体がストレスになるような人がかなり多くいるのも事実で、ストレスを感じることに時間とお金をかけるなんてバカらしいこともありません。
中には強迫観念的に「人生は一度きりなのだからいろいろなところに行くべきだ!」「ここに行ったらこれをしないともったいない!」などと決めつけて、時間さえあれば(無理して)旅行を組みまくる人もいます。
それが楽しいのであればもちろん問題ありませんが、実は一回一回の旅行がストレスになっていないでしょうか?
旅行を一切やめることでこういった考えから解放されて楽になったという人も多くいるそうです。
他の人に合わせる必要はまったくありません。数年に一度でも、電車で30分の場所でも、ホテルから全く出ないのも立派な旅行です。
自分に合った行き先やペースで人生における最適な「旅行の仕方」を見つけてみましょう。