風邪の時には筋トレを休むべき3つの理由

休息

習慣的にトレーニングをしている人にとって、風邪をひいて筋トレができない状態はツライ時期でもあります。
特にハードトレーニーや減量中はただでさえ免疫が弱くなっている期間が多く風邪をひきやすいといえます。
「こんなに休んでしまっては筋肉が落ちてしまうのではないか?」と思ってしまいますよね?
なかには「多少のトレーニングであれば大丈夫だろう」と無理して風邪のままジムに行ってしまう人もいるかもしれません。
しかし風邪が完治するまでトレーニングはすべきではありません。ここではその理由について解説していきます。

風邪の時には休息を優先すべき理由は3つ

風邪の時には筋トレをせず休息を最優先すべきです。当たり前と言えば当たり前なのですが、その理由は大きく3つあります。

風邪の菌を撒き散らし、人に迷惑をかける!

まずは何といってもこれです。そもそもマナーとして風邪でジムに行くのはNGです。
逆の立場で、ジムでトレーニングしている時に風邪の人がいたら「いや休めよ!」と言いたくなりますよね?
特に筋トレ中というのはエネルギーを運動に振り向けるので最も体の抵抗力が下がるタイミングでもあります。そんなタイミングで風邪の菌をもらうのはリスク以外の何でもありません。
公共の場で風邪の菌を撒き散らすのはそもそもマナーとしてNGです。

風邪が悪化する、新たに発症する

症状は残っているけど少しくらいなら筋トレが出来そうだと考えてジムに行く人もいるかもしれませんが、「ぶり返し」の可能性が高くなります。
せっかく治りかけていた風邪も、トレーニングによって体に負担をかけてしまうことで症状がぶり返したり、弱まっている体の抵抗力につけこまれてまた新しい風邪にかかってしまう可能性が高くなります。
結果的に筋トレできない期間が長くなってしまうので、やはり風邪をひいたときは最速で完治させることだけを考えたほうがかえって多くのトレーニングが出来るということになります。

そもそも十分なパフォーマンスが出ない

そもそも体調が万全ではない時にトレーニングを行っても満足なパフォーマンスが出来ません。
このタイミングで筋肉を育てる、筋力を上げることはそもそも不可能なのです。
人間の体も馬鹿ではありません。風邪をひいているのに重いものを持ち上げようとしても「そんなことに使っているエネルギーはない!」と出力を下げます。
もし体がなまってしまうから多少の運動をしておきたいという程度であれば散歩やストレッチで十分です。

最速で完治して復帰することが最も効率的!

ジム

風邪とはいえ筋トレを休むと筋肉が落ちてしまうと不安になってしまうかもしれませんが、様々な研究により筋肉が落ちるのは筋トレを休んで3週間程度とされています。(これについては別の記事でも解説しています)
3週間以内にしっかりと風邪を治して復帰すれば全く問題ありません。

トレーニーと風邪は切っても切り離せない腐れ縁があります。
効率的に筋肉を育てたいのであればこそ、最速で風邪の完治を優先させることこそが大切です。
休息中はたんぱく質などの栄養の摂取だけはしっかりとしながら体を休めて元気に筋トレ生活に復帰しましょう!

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