スキンダイビングとは?その魅力とシュノーケリングとの違いも解説!

skindiving

スキンダイビングがちょっとしたブームになっています!
シュノーケリングとスキューバダイビングの良いとこ取りをしたようなその魅力にハマる人が続出で、国内・海外問わずスキンダイビングの体験ツアーは人気のようです。
とはいえ、スキンダイビングと一体なんなのか、まだまだよく知られていないのも事実。
ということでここでは、「興味はあるけどよく分からない!」というスキンダイビング初心者のために、その魅力とシュノーケリングなど他のアクティビティとの違いを解説していきます!

スキンダイビングとは

ocean

スキンダイビングは「skin diving(裸のダイビング)」の名の通り、器具をほとんどつけずに自分の息だけで海の深くまで潜る、いわゆる「素潜り」であり「フリーダイビング」とも呼ばれます。
単純な素潜りとの違いは「マスク(水中メガネ)」「シュノーケル」と「フィン」という深く潜るために必要な最低限の器具を身につけて潜る点です。
初心者でも水深5メートル程度までは潜ることが出来るほか、練習をして技術が身につけば20メートル以上の深さで悠々と泳ぐこともできます。
シュノーケリングや機材を装着して潜るスキューバダイビングが、「水中の景色」を楽しむものである一方で、スキンダイビングは水中で魚のように「泳ぐ」ことを主眼に置いている点が大きな特徴です。

スキンダイビングの魅力

スキンダイビング最大の魅力は何といってもその「自由度」にあります。
身軽に海の深くまでスイスイと泳いでいくことができるので、まるで魚になったかのように水中散歩を楽しむことができます。
深くまで潜ったり、より水中で長い時間過ごすためには少し技術が必要ですが、初めてでも練習をしていくとほとんど誰でも出来るようになります。
また、スキューバダイビングのようにライセンスも不要のため、誰でもいきなり行うことができます。
綺麗な海の中で多くの魚やイルカ、カメなどと一体となって泳ぐ楽しさは他のアクティビティではなかなか感じられない魅力といえるでしょう。

潜るまでの3つのステップ

細かいテクニックは色々とあるものの、スキンダイビングをする上で行う動作は多くありません。シンプルに3つのステップを踏むことができればスキンダイビングの基本は抑えられます。

①潜る:浮いている状態から頭を下に、垂直になります。(ジャックナイフともいいます)

②泳ぐ:フィンの推進力を使ってキックにより縦に、横に泳ぎます。この時、「耳抜き」を行います。

③浮く:自分の息を計算しながら、余裕を持って水面まで浮上します。


これらのステップをひたすら繰り返して「より深く」「より長く」水中にいられるようになればよりスキンダイビングが楽しくなっていきます。

スキンダイビングの危険性

特に初めてスキンダイビングを行う場合は足が全くつかない深さの沖まで泳いで行き、ずっとそこにいることになるので怖いと感じる人も多いかもしれません。
そして「自分の息」だけで潜るのはスキンダイビングの魅力でもありながら危険な点でもあります。かなり深い場所まで潜るスキンダイビングは、息が苦しいと思っても水面まで上がるのに時間がかかるため、息と深さのバランスを適切に把握して判断することが必要です。
慣れるまでは(慣れてからも)もしもの時や安全に潜ることのできるスポットを熟知しているインストラクターと一緒に行うことは基本中の基本です。
それでも、スキューバダイビングのように過度に深い深度まで潜ることはないため、水圧が体に与える影響という点では危険性は比較的小さいといえます。

シュノーケリングとの違い

snorkeling

ビーチで大人気のアクティビティ「シュノーケリング(スノーケリング)」との大きな違いは潜る海の「深さ」です。
シュノーケリングはビーチから近い比較的浅瀬の場所で水面に近いところから 、あるいは深いところではライフジャケットを装着して浮かんだ状態で水中観察を楽しみます。
一方でスキンダイビングは場合によっては船で行くほどの離れた沖で、足にフィンをつけてかなり水深が深い場所で行います。
見られる景色ももちろん異なりますが、シュノーケリングが海の中の「景色」を楽しむことが主な目的なのに対して、スキンダイビングは海と一体となって魚のように「泳ぐ」ことを楽しむという点が大きな違いといえます。

スキューバダイビングとの違い

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スキューバダイビングはより深い場所に潜るために酸素の入ったスキューバタンクを背負い、レギュレーター(呼吸機器)を加えて、いわば「重装備」で潜っていきます。
器具の扱いなども必要なため体験以外のスキューバダイビングには「ライセンス」も必要とされます。
より深い場所で水中の「景色」を楽しむのがスキューバダイビングであるのに対し、スキンダイビングはやはり「身軽に」泳ぐことが目的となります。
とはいえ、スキンダイビングも技術が向上すればスキューバダイビングレベルの推進まで泳ぐことも出来ます。

シュノーケリング+スキューバダイビングのハイブリッド!スキンダイビングを体験しよう!

水面に近い限られた場所で「気軽に」楽しめるのがシュノーケリングのメリットであり、一方でライセンスや器具の大変さはあるものの、水面からは見えない「深い場所まで」潜れることが「スキューバダイビング」のメリットですが、「スキンダイビング」はこれらのメリットを両方実現し、「気軽に」「深くまで」潜ることが出来るまさにハイブリッドなマリンアクティビティといえます。
そのためにはある程度の技術が必要になりますが、「前よりも長く(深く)潜れた」「前よりも疲れなくなった」など自分の技術の向上も楽しめることも魅力の一つです。

「シュノーケリングは少し飽きてきた。」
「スキューバダイビングが好きだけど少し面倒くさい。」


という人は是非一度スキンダイビングに挑戦してみてはいかがでしょうか?

スキンダイビングを体験するにはツアー予約を!

スキンダイビングについて、その特徴や魅力について解説してきましたが、体験しようと思うとスキューバダイビングのようにツアーの予約が基本です。
南の島などでは多くの専門の会社があり、予約をして決められた時間に集合場所に行くとインストラクターが案内していくシステムが一般的です。
シュノーケルやマスク、フィンなどはすべてレンタルしてくれることがほとんどなので、水着だけ着ていれば手ぶらで行っても体験が可能です。
初めての人はあらかじめ初めてであることをインストラクターに伝えておくと、フィンの付け方から潜り方、耳抜きの仕方まで丁寧に教えてくれます。
海が大好きな人であれば必ずハマることでしょう!

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